同じ季節の中で

  • 2006.04.11 Tuesday
  • 00:03
君からの便りがとだえた頃には
北の国でも花が咲きはじめてた
心残したまま逢えないままで
あれからもう10年・・・時は流れて・・・
同じ春の季節の中でまた逢えたら

君が幸せに暮らしているなら
僕はそれでいいけれど
僕のこの胸に 残る面影は
泣き虫の君ばかり


あの頃の僕には君の優しさが
煩わしくて部屋を飛び出した
5年後に届いた手紙の中には
「貴方のことを忘れて嫁いでいくわ
 ずっと 貴方を待っていたけど もう辛くて・・・」

友達伝いに聞いた君の噂は
別れてまたひとりだと
この街を離れ遠く知らない街で
ひとりで暮らしていると

君のいない春を重ねて気が付いたよ

今度は僕が君を待っているから
ここへいつか帰る日を
あの頃のように 泣き虫の君を
抱きしめてあげるから・・・・
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