評価:
東野 圭吾
PHP研究所
¥ 1,680
(2013-04-18)
コメント:そういうアプローチできましたか、って感じです。(笑)

東野圭吾さんの最新作。

タイトルが妖しい。
夢幻花だなんて・・・。(笑)

アサガオに黄色い花はありません。しかし江戸時代には存在したのです。
ではなぜ今は存在しないのか。人工的に蘇らせることは不可能なのか。
そのように考えていくと、徐々にミステリの香りが立ち上ってきました。
                            ――――東野圭吾

「こんなに時間をかけ、考えた作品は他にない」と著者が語る会心作!
だそうである。(笑)
まぁ、毎回オビの文句はすごいんだけどね。


【概略】
毎年、七夕の頃に家族そろって台東区入谷の朝顔市にでかけ、
2時間ほど見て回ってから鰻を食べるというのが恒例だった。
日頃から家族の中で疎外感を感じていた中学2年の蒲生蒼太は、
新しい靴で指の皮がむけ、それを理由に家族とは離れて休んでいた。
そこで同年代の少女・伊庭孝美と出会い恋に落ちた。
しかし、それもつかの間。
父親に勉学を優先しろと言われ、孝美も急にもう会うのをやめようという。
それから一切、孝美とは連絡が取れなくなった。

それから数年が過ぎ・・・・


次期オリンピック候補と目されながらも水泳をやめてしまった秋山梨乃。
家族と距離を置いた生活のなか、突然いとこの尚人が自殺したと連絡を受ける。
葬儀をこなし、誰も心当たりがない死を不可解に思いながら、
久しぶりにあった祖父に懐かしさと安心感を覚える。

葬儀が落ち着いてから祖父の自宅を訪ねた梨乃は、
祖父の趣味である数え切れないほどの花をブログで紹介しようと提案し、
月に何度となく行き来をするようになった。
しかし数ヶ月後、今度は祖父が何者かによって殺された。

捜査は暗礁に乗り上げお宮入りの雰囲気の中、
ただ一人、早瀬刑事だけは黄色い花が関わっているのではないかと考える。
独自に捜査を進める中で、警察庁の蒲生要介(蒼太の兄)という男が、
捜査の裏で黄色い花を追いかけていることを知る。

ひょんな事から出会った蒼太と秋山梨乃も、
独自に事件を追いかける中で黄色い朝顔の存在を突き止める。

果たして黄色い花とは何なのか?
それがどういう風に事件に関わっているのか?


ちょっと意外な方向からのアプローチでした。
正直、そういう風に来たかって感じです。
いろいろと考えるもんです。

かなり朝顔のことも調べ上げたんでしょうね。
それをうまい具合にミリテリーとして練り上げていく。

冒頭のふたつのエピソードが、最後の最後で関係性が明らかになるなど、
書き方も工夫されているようです。

作品の善し悪しは読者の好みにも依るでしょうが、
いろんな方向に勉強をしてチャレンジをしていく姿勢は大したものです。

ラストはちょっと爽やかすぎないか?(笑)
でも、そういう若さってうらやましいなぁと思ってしまう年頃のおっちゃんです。(^^;)


JUGEMテーマ:読書
 
 

読みながら、ついつい
映像化するなら配役は誰がいいだろうとか考えてしまいます。(^^;)

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