「祈りの幕が下りる時」 東野圭吾 に感服いたしました。

  • 2013.09.27 Friday
  • 22:17
評価:
東野 圭吾
講談社
¥ 1,785
(2013-09-13)
コメント:加賀恭一郎シリーズの最新作になります。亡くなった恭一郎の母が今回の事件に関わってきます。本庁の一課からなぜ日本橋暑に移動になったのかも、今回の物語の中で明らかになります。あっと驚くトリックなどはないですが、今までの加賀恭一郎シリーズがここに導くためのものだったのかも?ほんとに東野さんの頭脳に感服いたします。

悲劇なんかじゃない
  これがわたしの人生


東野圭吾、
全身全霊の挑戦!


夢を叶え成功を納めた演劇舞台脚本家。
彼女を訪ねた中学時代の同級生が腐乱した変死体で男性が住むアパートで発見された。
しかしそのアパートの男性は行方不明。

同じ頃新小岩の河川敷でホームレスの絞殺死体が発見さる。
一見無関係と思われた事件が、
数年前に仙台で孤独死した恭一郎の母親の遺品でつながってくる。

なぜ、恭一郎の母親が事件に関わっているのか・・・・。




加賀恭一郎シリーズの最新作になります。

加賀恭一郎の母親が仙台で孤独に亡くなったのは以前のシリーズで出てましたが、
その亡くなった恭一郎の母が今回の事件に関わってきます。

なぜ恭一郎は本庁の一課から日本橋暑に移動になったのか。
母親はなぜひとり家を飛び出し、仙台で亡くなったのか。
本書の中で明らかになります。

あっと驚くトリックではないですが、
今までの加賀恭一郎シリーズがここに導くためのものだったのかも?
と思うと東野さんのストーリーテラーとしての頭脳にほんとに感服いたします。
多くを書くとネタをばらしちゃうから、まずは呼んでみてください。(笑)

最近の東野作品の傾向でしょうか。
今回も家族がテーマになっています。

限りなく☆5個に近い秀作でした。



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