せっかくのエキシビションが・・・

  • 2010.02.28 Sunday
  • 21:17
JUGEMテーマ:スポーツ


チリの大地震。
マグニチュード8だそうで、
ニュースの映像で見ても、かなり深刻な状態です。

1月のハイチの大地震では、
ユニセフ韓国委員会に1億ウォンの寄付を行ったユナちゃん。
チリの大地震にも寄付をするかもしれないですね。


まる半日たって日本の太平洋沿岸には津波警報が。
朝からずっとテレビの画面わきには警報のテロップが写っている。

その警報のせいで、せっかくのエキシビションが台無しだ・・・。
楽しみにしていたのに。



今回のユナちゃんのエキシビションは、
新バージョン、初お披露目だったのになぁ。

午前中の放送ではこれが邪魔だったので、
午後の再放送になったらきれいな映像が観られるか?と思っていたのですが、
結局、警報のテロップは取れず。(残念・・・)

NHKは4チャンネルも5チャンネルもあるんだから、
なにも全チャンネルでこれを入れなくてもいいのに。(-_-;)

後日、再放送があればいいけどなぁ。
NHKさん、よろしくお願いします。m(_ _)m

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「スナーク狩り」 宮部みゆき

  • 2010.02.27 Saturday
  • 23:41
評価:
宮部 みゆき
光文社
¥ 650
(1997-06)
コメント:デビューから3年目にしてこの作品。まるで映画を観ているような面白さ。宮部みゆきはすごい。




大好きな作家のひとりである、宮部みゆきさん。

その初期作品には、まだ読んでいないものが数点あります。
今月はその中から、長編デビュー作の「パーフェクト・ブルー」と、
その3年後の作品になる「スナーク狩り」を読みました。

今回はその中で、後者のほうの感想を。


【ストーリー】
織口邦男と佐倉修治が勤める釣具店に、関沼慶子が鉛板を買いに来た。
不審に思った織口は、彼女が銃を持っていることを知り、ある計画を思いつく。
そのためには今晩中にその銃を盗まなければならない。

その晩、彼女は元恋人・国分慎介の結婚式に散弾銃を持って現れた。
お色直しを終え、新郎新婦が雛壇に戻った瞬間を狙って会場に入ろうとするが、
その目的は国分の妹によって阻まれた。
目的を遂げられずに帰った慶子が車を降りたときに、
待ち伏せていた織口に銃を奪われる。

銃を手に入れた織口は計画を実行するべく金沢へと走る。
その計画を予感した同僚の佐倉は、それを止めようと織口のあとを追った。
織口の計画とは何なのか。
佐倉はそれを止め、銃を取り戻すことができるのか・・・。



「パーフェクト・ブルー」を読んだ次にこれを読みました。
この「スナーク狩り」はそれから3年後の作品です。
そのわずか3年で、彼女の筆力は驚くほどの目覚ましい進化を遂げていました。

「パーフェクト・ブルー」もデビュー作としては、
その発想力や文章力に感嘆しましたけど、
ちょっと奇をてらいすぎている気がしないでもない。

映像型の小説を目指しているという宮部さん。
「スナーク狩り」は、まさにロードムービーを見終わったような感じです。
文章なんだけど、易々とその映像が浮かんでくる。
スリル満点の映画を見終わったような感覚を味わいました。

心理描写でちょくちょく出てくる比喩。
それがまた、読んでいるこちらが妙に納得できる上手い表現をする。

どんなに良いストーリーであっても、
読み手のこちらに、それが上手く伝わらなければ何にもならない。
分かりやすい文章で、テンポもよく、表現が上手い。

3年目でこの作品。
やはり、宮部みゆきはただ者じゃなかった。(笑)



JUGEMテーマ:読書


金妍兒(キム・ヨナ) 金メダル!

  • 2010.02.26 Friday
  • 21:52
JUGEMテーマ:スポーツ


ユナちゃん、やりました!
プレッシャーをはねのけての会心の演技でした。

キム・ヨナ

今日は地上波での放送があったので、
バスに携帯テレビを持ち込んでの観賞でした。
会社にもテレビはあるけど、どんな失態を見せてしまうかしれないので。(笑)

安藤美姫が演技を終えて、その時点では安藤が合計188.86で暫定1位。


次はいよいよユナちゃんの出演。
おっちゃんはもう、心臓が爆発しそうです。
しかし、ユナちゃんの表情は落ち着いている。
これはいい感じだ。

ジャンプを飛ぶたびに「よしっ!決めろっ!」と力が入ってしまいました。
そして終盤、ジャンプはあとひとつ、決めてくれ!
SPの妖艶なボンドガールとは対照的に、フリーでは蝶のように、
妖精のように舞うユナちゃん。

いよいよクライマックスのスピン・・・・。
やった!完璧な演技だ!

キム・ヨナ

演技を終えたユナちゃんは、その感情を抑えきれなかった。
おっちゃんも感動でウルウルです。

その細い身体に抱えたプレッシャーは並大抵のものじゃなかっただろう。
同じ、国を代表してのオリンピックでも、
お国柄、民衆の熱狂の凄まじいもので、
ミーハーな日本とは違うから、その重圧はいかばかりだったか。

採点ボードには150.06点の表示。
ショートプルグラムに続き、フリーでも歴代最高得点をたたき出した。
トータルではなんと、228.56点!
とうとう220点越えを果たした!

この時点で、すでに金メダルを確信した。
150.06の点数を誰が抜けるか。


続く浅田真央。
こちらも集中したいい滑り出し。
それでも、力が入っていたんでしょうね。
後半になってから、3フリップで着氷時にバランスを崩し、
次のジャンプへの助走でヒールをひっかけて、次の3回転が不発になった。
浅田真央はフリーで、シーズン最高を出したものの131.72点。
トータルで205.50にとどまり、ヨナちゃんを上回ることなく銀メダル。



インタビューの真央ちゃんは泣きじゃくっていた。
完璧な演技ができなかったことへの悔しさなんだろうね。
それを見て、またウルウル・・・。


銅メダルは、オリンピック直前に母親を亡くしたロシェット。
安藤は長洲にも抜かれて、5位入賞だった。


一番高く上がる時刻の国旗を見つめるユナちゃん。
韓国は、日本にとっては文化の大恩がある国だ。
中国から朝鮮半島、そして日本へ。
その文化の流れがなければ、今の日本という国はなかった。

表彰台のキム・ヨナ

国歌斉唱が終わったあと、涙に頬をぬらすユナちゃん。
これにはおっちゃんも、思わずもらい泣きです。

キム・ヨナ

よく頑張った!
自分の心に負けないで、プレッシャーをはねのけての健闘。
ユナ、君は素晴らしい!!
そしてブライアン・オーサーコーチに感謝です。

キム・ヨナ


ユナちゃん、金メダルおめでとう!!

ショートプログラム、フリー、共に歴代最高得点での完璧な勝利。
この得点を追い越せる選手はもう現れないんじゃないだろうか。
これを追い越せるとしたら、キム・ヨナ自身しかいないような気がする。


みんなみんな素晴らしかった。
ヨナちゃん、真央ちゃんを始め、
選手の皆様、ホントにお疲れさまでした。

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気を入れ直して・・・

  • 2010.02.25 Thursday
  • 23:53
JUGEMテーマ:日記・一般


今日は昨日以上に暖かかった。

朝から生暖かい風が吹いていた。
まだ2月なのに最高気温14度だよ。


カーリングも残り3戦すべてギブアップで予選を終えて3勝6敗。
出だしは良かったけど惨敗です。
最終的にトリノを下回る8位で、準決勝進出を逃した。

女子フィギュアのフリーは明日だし、
今日は気になるほどの種目もなく、
由奈との別れの余韻が残って、ただボーっとしてたような・・・。


明日に向けて気を引き締めなくちゃ。
(もちろんユナの応援のことです)

マスコミでは盛んに真央ちゃんのフリー逆転に期待を込めて、
過去、ショートプログラム1位で金メダルはいないとか、
オリンピックジンクスを持ち出していました。
 グランプリシリーズのアメリカ大会でSP歴代最高得点を出し、
翌日のフリーでプレッシャーに負けて崩れてしまったことが頭をよぎるけど、
ファイナル以降にメンタル面も強化したはず。

男子フィギュア金メダルのライサチェックは、
世界選手権チャンピオンは金メダルが取れないというジンクスを破ったじゃないか。
今回のバンクーバーで、女子のジンクスはユナが破のだ。

キム・ヨナ

今日の練習も本調子ではなかったようですね。
転んだっていいんだ、練習なんだから。
本番で集中力を切らさなければ。

韓国中の期待を背負って、世界中のファンの期待を背負って、
ショートプログラム歴代最高得点で1位の重圧も感じて、
今は世界中の誰よりも緊張の中にいるかもしれない。
オーサー・コーチ、上手くフォローしてちょうだい。

無難にまとめようとか、手堅く行こうとか、
守りに入ったらいつもと違うことをしちゃったりして失敗するものだ。
(組織も会社も同じ。守りに入ったら逆に衰退していく)

攻めの姿勢で明日のフリー演技に望んで欲しいな。
戦う相手は真央じゃなく、自分の心だけですね。

負けるなユナ。
自分の心を制して金メダルだ!

愛しのユナ

  • 2010.02.24 Wednesday
  • 21:59
JUGEMテーマ:日記・一般


嬉しくて やがて淋しい 春の日よ―――

今日はほとんど春の天候でした。
なんとこの時期に12度まで気温が上がり、
待機時間もヒーターが入らない暖かさ。

愛しのキム・ユナのSP世界最高得点に歓喜して、
あることをすっかり忘れてしまっていた。
今月で退会するもうひとりの「愛しの由奈」との最後の日だった・・・。


先週は腹痛のために休んでしまった由奈。
花代子からの預かりものを届けたときに、
「おっちゃん、来週チョコあげるからね〜」と言っていた。

2週間ぶりで、そして今日が最後となるバスに乗り込んできた由奈は、
息を切らしながら「おっちゃん、由奈からのプレゼント」と言って、
バイオリンのようなケースを手渡した。
この中にチョコが入ってるのか?

「開けてみて〜」
「なにこれ、どうしたの?」
「おっちゃんには今まで、すっごくいろいろお世話になったから」
「由奈。お年玉もお小遣いもなくなっちゃったんじゃないの?」
「ううん、大丈夫だよ。可愛いでしょ。おっちゃんに似合うかなぁと思って、まえから気になってたんだ」
「ありがとう!ホントに貰っていいの?」
「由奈の感謝の気持ちだよ」
「嬉しいなぁ」
「チョコ、出来合いの物でゴメンね。ホントはクッキーを作ったんだけど、休んだりしてたから渡すまえにカビが生えちゃった」(^_^;)

そうやって、遅くなったバレンタインのチョコと一緒にもらったのは・・・・・



なんと、ウクレレでした。(@_@)

高かっただろうに・・・。
お母さんの応援もあったとは思うけど。


帰りのバスで、いつもは最後に降りたいとだだをこねる譲くんも、
今日は素直に先にバスを降りました。
由奈とおっちゃんの最後の日だから、気を利かせたかぁ?(笑)


ふたりきりになったバスの中で由奈は、
「おっちゃん、由奈がいなくなったらどうなる?」
「由里の時も淋しかったけど、3ヶ月くらいは落ち込んでるなぁ」
「まだ花代子がいるじゃん。あ、でもそれも6月までか・・」
「花代子も受験生になるからなるからね。淋しくなっちゃうなぁ」
そして、ふたりで思い出を語り合った。

そして由奈が降りるその時。
「ウチに帰ってから読んでね」と手紙をくれました。
「手紙を書きながらいろいろ思い出して、昨夜は泣いちゃった」って、
おっちゃんは今にも泣きそうだよ。

最後にもう1度見ておこう、とウクレレを出して、
撫でながら「あ〜あ、ホントに最後なんだなぁ」と名残惜しそう。
底抜けに明るい由奈だから、涙の別れにはならなかったけど、
さすがにバスを降りるときには名残惜しんで力いっぱい最後のハグ。
「おっちゃ〜ん」(;_;)
肩越しに由奈の髪の甘い薫りがした。

「おっちゃん、元気でね」
「由奈も風邪なんかひくなよ」
「また会えるよね」
「おう。バレンタインのお返し、持ってくるから」

玄関にはいるまで、何度もふり返って手を振る由奈。
姿が見えなくなってから何とも言えない虚脱感を感じた。
胸に大きな大きな穴がポッカリと空いたみたいです。



―――おっちゃんに出会い、大切な心友もできました。
私はとっても幸せです。
たくさんたくさん迷惑をかけて、たくさんたくさんかわいがってくれて、
たくさんたくさん仲良くしてくれてありがとう!!
これからも、ずーっとずーっと、私と仲良くしてください。
会いたくなったら、すぐ電話しちゃうから!―――

帰ってから読んだ由奈の手紙。
プリクラがいっぱい貼ってる数枚の分厚い手紙に、
おっちゃんの涙腺は緩みっぱなしでした。


ああ・・・来週から由奈が乗らないバスに、
改めて寂しさを感じては落ち込みそう・・・・。

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